のとじま水族館は、1982年(昭和57年)に開館し、2022年(令和4年)に40周年を迎えた。この間、日本海側唯一のジンベエザメ展示「ジンベエザメ館 青の世界」や、日本海側の水族館で初となるプロジェクションマッピングの常時投影を採用した「のと海遊回廊」など、展示の新設・リニューアル等を実施し、継続的に魅力づけを図ってきた結果、これまで1,700万人を超える多くの方々にご来館いただいているが、一方で、施設や設備の老朽化が進んでいる。今後とも、のとじま水族館が県内外の多くの方々から親しまれ、これまで以上の集客を図っていくためには、魅力向上の視点を踏まえた計画的かつ中長期的な施設整備が必要である。
本業務では、関係者へのヒアリングや来館者アンケート等を通じて、のとじま水族館の現状や課題、水族館全体を取り巻く社会状況の変化等を踏まえ、中長期的な整備計画を策定するとともに、今後の取組の方向性を明らかにした。