富山市における雪対策のあり方検討
人口減少・高齢化などによる地域力の低下が懸念される中、日本屈指のドカ雪地域である富山市でも降雪日数は減少し、除雪の主な担い手である建設業者が除雪業務離れ、オペレーターの不足などにより、市として機械を確保する必要性が高まり、除雪固定経費の上昇が財政を圧迫している。一方、雪対策への市民満足度は極めて高く、この状態を維持していくことも必要な中で、いかに市民が納得のいく体制で除雪水準を見直していくかが重要なポイントであり、こうした現状を踏まえ、将来を見据えた持続可能な除雪体制のあり方を検討した。