ソウルの地下鉄体験
金沢市近郊の小松空港から飛行機で約2時間。社員旅行で行った韓国は、お隣りの国なのだと実感しました。
ソウルに行ってきました
韓流ブームで心理的にもすっかり身近になった韓国。そのなかでもソウルは、都市・交通計画にたずさわる私たちにとって、清渓川(チョンゲチョン)の復元で気になる街でもあります。
ソウルを代表する名所東大門
市民の移動は地下鉄が便利!
ソウルの代表的な移動手段として、地下鉄、バス、タクシーがあります。今回私たちはもっぱら地下鉄を利用しました。
ソウル市内の主だった観光地や繁華街への移動であれば、地下鉄で十分移動できます。地下鉄を利用して、いくつか気づいたことがありました。
ソウルの地下鉄に乗り込みます
ハングルがわからない!でも路線や駅番号で大助かり
駅名表示のほとんどがハングル。漢字やアルファベット表記がないところも多いなか、途方にくれかかったとき、頼もしかったのは路線番号や駅番号でした。
ソウルの地下鉄は、1号線~8号線といった路線番号がシンボルカラー別に色分けられており、すべての駅には番号がつけられています。これがとてもわかりやすい。
東京で銀座線とか丸の内線とか言われても全くピンとこない田舎者にとって、また、ハングルが全く読めない外国人にとって、これは本当に助かりました。
日本へ来た外国人旅行者も、平仮名や片仮名に囲まれて途方にくれているのではないでしょうか。
ほんとに普及しているの?ソウルの電子マネーカード T-money
最近は日本でも定着しつつある、充填式(チャージ式)の電子マネーカード。ソウルでは、T-moneyと呼ばれています。これを使えば、地下鉄に乗る際に切符を買う必要がなく、乗車料金が通常料金よりも100ウォン安くなり、便利でお得なカードです。また、地下鉄やバスだけでなく、コンビニエンスストアなどでも使えます。
良いことずくめのT-money。さっそく購入を!と、ソウル一の繁華街「明洞」駅の窓口へ。ところが、窓口には販売用のストックが2枚しか置いておらず、同行者2名しか入手できませんでした。売り切れ続出なのか、需要がないのか、それはわかりません。
また、コンビニエンス(日本でも有名な某Fマート)で買い物した際に、T-moneyを提示したところ・・・若い定員さんはよくわからないご様子。知名度がまだまだなのかもしれません。
(別のコンビニエンスストア店では使えたという情報もありますから、使える店と使えない店があるようです。)
これが一般的なT-money
地下鉄の車両では、物売りのおばさん登場
走行中の車両のなかで、物売りのおばさんを何度か見かけました。
駅のホームでの移動販売は日本でも見かけますが、走る電車の中で籠を下げて、ユラユラと電車に揺られながら売っているのにはちょっとびっくり。あっちの車両からこっちの車両へと行ったり来たり。
ソウルではよくある風景なのか、とくに驚かれることもなく、これがまた結構売れていたようです。
印象深かったのは、巨大なホチキス型の手動式ミシン3,000ウォン。同行者も思わず買いそうになっていました。
おまけ:清渓川雑感
高架道路を廃して復元した清渓川。東京の神田川や隅田川のような川を想像していた私にとって、ちょっと拍子抜けするような小川?でした。
けれど、訪れたこの日。真夏の太陽が照りつけるなか、たくさんのソウル市民が清渓川沿いに集まっていました。直射日光を避けるため、橋の下には人がいっぱい。みんな裸足になって川面に足を入れ、お友達同士や親子でおしゃべり。小さな子どもたちは、川の浅瀬に入って水遊び。噴水の周りではみんながびしょ濡れになってはしゃいでいました。
大きな都市ソウルにとって、とても小さな川ですが、間違いなく市民に愛されているようです。
清渓川に集まる市民
(NA)