富山の新しい交通スタイル
富山駅と岩瀬をつなぐ路面電車「ポートラム」に加え、市の中心部を走る「セントラム」が新たに仲間に加わりました。
富山市で生まれ育った私にとって、街に新しい乗り物が増えていくことは、とてもワクワクします。今回は、路面電車を中心とした富山の新しい街の魅力について報告したいと思います。
一新された大手モール
富山城址公園から街の中心部へと続く大手モールは、新たな路面軌道の敷設に伴い、石畳の明るい通りに改装されました。街の風景を乱しがちな電車の架線柱ですが、大手モールでは銀色のポールを採用。Toyama Cityの旗も掲げられ、街の景観演出に一役かっています。
大手モール
石畳を走るセントラム
黒一色に塗られた斬新なデザインのセントラム。富山城を背景に石畳の通りを走ると、さらにその魅力がアップします。
黒い車体のセントラム
上の写真は、路面電車サミットが開催された日に撮影したものですが、会場となる国際会議場前の電停では、多くの人がカメラを構えてシャッターチャンスを狙っていました。全国の人たちに、富山の電車が注目されるのは、とてもうれしく思います。
新車で街なかサイクリング
セントラムに加え、真新しい自転車が富山の街なかの至る所に設置されました。会員制の自転車シェアリングのサービスが開始されたためです。
自転車を利用するには、Webサイトで会員登録し、発行されるメンバーズカードをステーションの端末にかざすか、ID番号を入力することで使用できます。会員登録の手続きが必要なので、思いついたときに乗れないのがちょっと残念です。
自転車は、市内15ヶ所あるステーションのうち、どこでも好きな場所へ返却してもいいので、行くときはセントラム、帰りは自転車という使い方もできます。
富山の象徴、立山連峰や富山湾の“青”を基調としたデザインは、人目を誘います。これに乗って、街なかをあちこち散策してみたくなりますね。
自転車カーシェアリングだ!「シクロシティ」
(TA)