スタッフのつぶやき

2020年1月17日

史的唯物論再考

2019年後半に最も心に残った本はデヴィッド・ハーヴェイの『<資本論>入門』です。marx_capital.jpg

経済地理学者として、マルクスの理論を用い資本主義下のアーバナイゼーション(都市空間の形成)や帝国主義の地理的不均等発展の解明に取り組んできたハーヴェイが、30年にも及ぶ大学での『資本論』講義(Webで公開)の成果を一冊にまとめたものです。現代社会が抱える問題への実践的な解釈と深く結びついており、社内における情報共有会の題材としても取り上げました。最も感銘を受けた言説は、史的唯物論のハーヴェイ流再構築であり、共有会の議論においても関心が高かったように思います。資本主義社会の次の段階はどのように訪れるのか、地理的な不利が大きいとされる半島の先端や山間にその萌芽があるような気がしています。

(米田)

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